20131124農業再生目指す綿花の収穫(福島・広野町)

20131124農業再生目指す綿花の収穫(福島・広野町)

東日本大震災や東京電力福島第一原発の事故の影響で使われなくなった福島県内の農地を活用して綿花の栽培を進めているNPOのメンバーやボランティアの人たちが23日、広野町の畑で収穫期を迎えた綿の収穫を行いました。 br 綿花の栽培は被災地の農業の再生につなげようとNPOの呼びかけで福島県内で去年から行われています。 br 広野町では、3か所あわせて30アールの畑でことしから栽培が始まり、5月に種がまかれた綿花が順調に育って収穫の時期を迎えました。 br 23日は地元の住民に加え東京など首都圏から70人余りの支援者たちが訪れ綿花の枝から垂れ下がるようにたわわに育った綿を一つひとつていねいに摘み取っていました。 br 綿は茶色になるのが特徴の茶綿と呼ばれる品種で、農薬や化学肥料を使わずに手間暇かけて育てられました。 br 綿の収穫を初めて体験した東京の女性は「綿がこぼれるように育っていて楽しかったです。被災地の復興にもつながると思います」と話していました。 br 綿花栽培に取り組んでいるNPOではことしは栽培面積が広野町を含めて3ヘクタールに広がったことから来月までに去年の3倍の1トンを目標に収穫する計画で、摘み取った綿はTシャツやタオルなどの材料として出荷されることになっています。 br br 11月23日 20時23分


User: Ryosuke Nakayama

Views: 1

Uploaded: 2013-11-24

Duration: 01:48