20140428福島 家族が離れ離れ 心や体の不調も

20140428福島 家族が離れ離れ 心や体の不調も

東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故で避難している人たち全員を対象に福島県が初めて行ったアンケートの結果がまとまり、半数近い家族が分散して避難しているほか、同居する家族が心や体の不調を訴えているという回答が70%近くに上ることが分かりました。 br br 福島県は、原発事故に伴う避難指示が出されている住民に加えて、地震と津波による被害で避難している人や放射線への不安などによって自主的に避難している人など、把握できた避難者の全員を対象に初めてアンケートを行いました。対象となる6万2800世帯余りのうち、およそ33%に当たる2万680世帯から回答が寄せられ、このうち震災当時に同居していた家族の分散状況を尋ねたところ、避難先でも1か所にまとまっていると答えた家族は全体の45%でした。 br 一方、複数に分かれている家族は2か所に分かれている家族が33%、3か所が12%、4か所以上が4%の合わせて49%に上りました。 br また、同居する家族が心や体の不調を訴えるようになったという回答が全体の68%に上りました。具体的には、何事も以前より楽しめなくなったとか、よく眠れない、イライラする、憂うつで気分が沈みがちになるといった回答が多く、長引く避難生活によって深刻な影響が現れていることがうかがえます。 br 福島県の担当者は、「家族が離れ離れでの避難が長引いていることで健康面でのサポートを充実させる必要が増している。避難先での安定した住まいを確保できるような支援を進めたい」と話しています。


User: Nasuruy

Views: 18

Uploaded: 2014-04-28

Duration: 01:39

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