埼玉・中２女子不明から１年、情報提供呼びかけ br br 2015年3月11日(水)0時8分 br br 埼玉県朝霞市に住む当時中学１年生だった齋藤杏花さんが行方不明になって、３月１０日で１年がたちました。 br br 友人に「また明日」と言って学校を後にした彼女に、一体何があったのでしょうか。 br br 去年１月、１３歳の誕生日を迎えた齋藤杏花さん。 br br それから２か月後の去年３月１０日、杏花さんは突然、姿を消しました。 br br 「１年たっても今すぐにでも会いたいという気持ちは変わっていない」（杏花さんの父・齋藤紀明さん） br br 「まさか、１年たってまだ捜しているなんてことがあるとは思わなかった」（杏花さんの母・齋藤真希子さん） br br 杏花さんは埼玉県朝霞市の中学校に通っていて、行方不明になった日も普段どおり学校を後にしました。 br br 自宅からおよそ３００メートルの場所にある防犯カメラには、下校途中の杏花さんの姿が映っていました。 br br 制服にグレーのダッフルコートを着て、母、真希子さん手づくりのピンクの巾着を胸に抱えています。 br br この映像が撮影されたのは午後３時３６分。 br br そして午後４時前には、近所の人が自宅の前で１０代後半ぐらいの男性と話す姿を見かけています。 br br 杏花さんは、道を教えているようだったといいます。 br br それを最後に、杏花さんは姿を消しました。 br br 異変に気づいたのは、午後５時ごろ帰宅した母、真希子さんでした。 br br 「家も学校もちょっと休みたいです。しばらく友達の家です、さがさないで下さい」（郵便受けに入っていたメモより） br br 家族宛にもかかわらず、なぜか郵便受けに入っていたノートの切れ端。最後に「齋藤杏花」とフルネームで書かれていました。 br br 「初めて見たときは、本当に娘が書いたのかという第一印象」（杏花さんの父・齋藤紀明さん） br br 「（Ｑ．名字まで書くことはあるか？）ないです」（杏花さんの母・齋藤真希子さん） br br メモからは杏花さんの指紋が検出され、警察の筆跡鑑定では「本人に似ているもの」との結果が出ました。 br br しかし両親は、家出は考えられないといいます。 br br 「本人自ら出て行くのは考えにくい」（杏花さんの父・齋藤紀明さん） br br 不可解な出来事は続きます。 br br 警察が公開手配に踏み切った６日後、一通の手紙が届きました。 br br 「いろんな人に迷惑をかけてごめんなさい」（手紙より） br br 手紙の消印は３月１５日、上尾市。 br br 「縁もないので、初めて聞いたときは『何で上尾なんだ』と正直思いました」（杏花さんの父・齋藤紀明さん） br br この手紙からも杏花さんの指紋が出ていますが、誰かに書かされたような文面だったといいます。さらに・・・ br br 「家の前を通り抜けて、またＵターンして戻ってきた」（杏花さんの父 ・齋藤紀明さん） br br 杏花さんの自宅周辺で撮影された写真に写る白い車。 br br この車は、両親らが駅などでチラシ配りをした後、自宅近くにこれまで３回現れたといいます。 br br 警察は、この車と杏花さんの行方がわからなくなったことの関連を調べています。 br br 「必ず見つけてあげるから、信じて待っててね」（杏花さんの母・齋藤真希子さん） br br 警察は引き続き、杏花さんに関する情報提供を呼びかけています。 br br 【情報提供】埼玉県朝霞警察署：０４８－４６５－０１１０