(大阪)老人ホーム、ヘルパーから暴行 2015年7月2日

(大阪)老人ホーム、ヘルパーから暴行 2015年7月2日

罵声が・・・決め手はICレコーダー、裁判所「逸脱した暴力的行為」 br br 大阪の特別養護老人ホームに入所していた男性が、ヘルパーから暴行されたとして、運営する社会福祉法人に対し損害賠償を求めた裁判で、大阪地裁は法人側に60万円の支払いを命じました。 br br 決め手となったのはICレコーダーでした。 br br 「なんやねん。お前が自分がこぼしたんやろうが。なあ。なんでお前がこぼしたのを俺がかえないとあかんの」 br br 老人ホームのヘルパーが入所者に浴びせた罵声。 br br これは6年前、大阪市鶴見区の特別養護老人ホームで起きたものです。 br br 介助に当たるヘルパーが、入所していた喉に障害のある76歳の男性に対して、無理やり薬を飲ませたうえ、パジャマを破ったり、たたいたりしました。 br br 「うるさいねん。そんなん知らんわ。自分がやってんやろが。自分が暴れたんやろが。はよ、はよ頭あげ」 br br 男性が家族に職員の対応への不安を訴え、ICレコーダーをベッドの下に設置していました。 br br 男性はこのあと、別の施設に移り、運営する社会福祉法人「和悦会」に対し、慰謝料など300万円を求めて裁判を起こしていました。 br br 2日の判決で大阪地裁は、「何度も繰り返されるナースコールにいら立ちを募らせたとしても、介護に携わる職員として許容される裁量を逸脱した暴力的行為だ」として、和悦会に対して、60万円を支払うよう命じました。 br br 「こうした虐待は日頃からあると痛感したし、全国の社会的弱者が泣き寝入りしている」(男性の息子) br br 和悦会側は、「被害者には申し訳なく思っています」とコメントしています。 br (2015年7月02日17:58)


User: vtt9000000

Views: 9

Uploaded: 2015-11-04

Duration: 01:40

Your Page Title