暴力団組織的詐欺 懲役１１年 br br 新潟市にある山口組系の暴力団員が市内のマンションを拠点にオレオレ詐欺を組織的に繰り返していたとして詐欺の罪などに問われた裁判で、 br 新潟地方裁判所は犯行の悪質さを非難した上で「だまし取った金を上の立場の人に渡していた」と暴力団の資金源になっていたと指摘し、懲役１１年の判決を言い渡しました。 br 暴力団、山口組系で新潟市にある「二代目大心会」について警察はお年寄りへのオレオレ詐欺を組織的に繰り返していたとして去年、事務所を捜索するなどしていました。 br この事件では、新潟市のマンションの１室がお年寄りへの電話がけの拠点として使われ、「大心会」の組員平川直人被告（３６）が詐欺の中心役を務めていたとして起訴されていました。 br この平川被告をめぐり新潟地方裁判所の竹下雄裁判長は、１５日の判決で「高齢の被害者が家族を心配する心情を利用した組織的で悪質な犯行だ。 br 事件後の生活に困窮する人や精神的な被害を受けた人もいる」と厳しく非難しました。 br その上で、「だまし取った金を自分より上の立場の人に渡していた」などと犯行が暴力団の資金源になっていたと指摘し、平川被告に懲役１１年の判決を言い渡しました。 br 2016年06月15日　14時47分