附属池田小事件15年 2016年06月08日

附属池田小事件15年 2016年06月08日

附属池田小事件15年 br br 2016年06月08日 11時58分 br br 大阪・池田市の大阪教育大学附属池田小学校で8人の児童が男に殺害された事件から8日で15年になり、学校で追悼の集いが開かれました。 br 大阪教育大学附属池田小学校では平成13年6月8日、刃物を持った男が校内に侵入し、8人の児童が殺害され、教師を含む15人がけがをしました。 br 学校では毎年、事件が起きた日に追悼の集いが開かれています。 br 事件から15年となった8日は、遺族をはじめ児童や保護者、教職員などおよそ1300人が出席し、亡くなった8人の児童を悼んで8つの鐘が鳴らされる中、全員で黙とうしました。 br そして、佐々木靖校長が「本校には、あの事件の重大性を語り伝え、事件の風化を防止する責務があります。私たちができること、するべきことは、事件の教訓を胸に、前を向いて、 br 学校安全の推進に向けて力を合わせることしかありません」と述べました。 br このあと、児童を代表して6年生3人が「教えられるばかりでなく、自分で考え、行動することの大切さを学びました。これまでに受け継がれてきた先輩方の思いを下級生に伝え続け、 br 安全を願う心を忘れず、これから先もずっと過ごしていきます」と、誓いのことばを述べました。 br 当時、小学1年生で、学校に設けられた献花台に花を手向けにきた21歳の女性は「15年がたっても当時の辛い記憶ははっきりと覚えていて、あの日は絶対に忘れられない日です。 br 亡くなった友人たちのためにも懸命に生きていきたい」と話していました。 br 当時小学2年生だった娘の優希ちゃんを事件で亡くした本郷由美子さん(50歳)は追悼の集いのあと、「15年たってだんだん事件のことが薄れてきたのかなと感じることもあります。 br 事件のことを記憶に留めるだけでもどれだけ支えになることでしょうか。一瞬でも思い出して、命の大切さをつなげてほしい」と話していました。 br 大阪教育大学附属池田小学校では、事件を教訓に「安全科」という授業を設け、子どもたちの命を守るための教育を続けています。 br 大阪府の松井知事は記者団に対し、「あんなに痛ましい事件はなく、言葉も出なかった。事件以降、各学校で監視カメラを設置したり、教職員が不審者を取り押さえる訓練をしたり、 br 教育現場の安全を守る取り組みを続けている。これからも地道にこつこつやるしかないと思っている」と述べました。


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Uploaded: 2016-10-06

Duration: 02:01