納豆菌 未来を託すバクテリア

納豆菌 未来を託すバクテリア

【納豆菌 未来を託すバクテリア】納豆に欠かせない細菌、納豆菌。他の菌より熱や乾燥に強く増殖力が高いことから、環境や医療などさまざまな用途へ活用が期待されている。人類の課題に挑むいのちのドラマ。 br br 納豆に欠かせない細菌、納豆菌は100度の高温、-100度の低温にも耐え、カラカラの乾燥にも強い紫外線にも耐え、強い酸にもアルカリにも負けず、たった1個の細胞が15時間で10億個に増殖する驚異的な生命力を持っています。強い生命力を持つ納豆菌パワーを避けるため、酒を作る杜氏たちは納豆を食べないそうです。 br br 納豆菌は酵素を分泌して大豆に含まれるたんぱく質などを分解し、栄養源として利用します。その栄養が体内に収まりきらなくなると、体の外に蓄えて将来栄養が不足した時に備えます。それがあのネバネバです。しかもその構造は何重にも重ねたネットのようになっていて、他の菌が出す酵素から身を守る役割もしています。 br br 納豆菌がつくるネバネバに含まれる成分を加工すると5000倍の水を吸収できる物質ができ、砂漠緑化などへの活用が進んでいます。また、納豆菌が分泌する酵素の中に血栓を溶かす酵素があることが発見され、医療目的への応用が進んでいます。 br 阿蘇高森オーガニック農場では、牛糞に廃棄納豆を混ぜ醗酵させて作った 納豆堆肥 を畑に入れて病気が出なくなり、収量も3割アップしたそうです。 br br 関連:知られざるアジア納豆の世界 br   br  私たちが日頃食べている納豆。 br 世界に類を見ない、日本独特の食べ物と思っていませんか? br ところが…。 br ノンフィクション作家 高野秀行さん br 「すっごい糸引いてる。 br これは同じだ。」 br br 気鋭のノンフィクション作家が未知の「納豆」と遭遇したのは、日本から遠く離れたアジアの山間部。 br br 中国南部からネパールまで徹底調査の結果、明らかになったのは個性的な納豆の数々。 br 日本だけのものと思われていた納豆がアジア各地の食文化を支えていたのです。・・・ br  


User: 匠の 技

Views: 14

Uploaded: 2016-11-01

Duration: 28:59

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