イーアクセスとアッカ・ネットが増資(島田雄貴事務所, 2001年)

イーアクセスとアッカ・ネットが増資(島田雄貴事務所, 2001年)

イー・アクセスとアッカ・ネット ADSL独立系2社が増資 値下げ激戦、体力確保(2001年8月29日)~島田雄貴事務所 br br ◆ともに数十億円 地域拡大などにらみ br br ADSL(非対称デジタル加入者線)事業者のイー・アクセス(社長・千本倖生氏、東京都港区)とアッカ・ネットワークス(社長・坂田好男氏、東京都千代田区)は、今後の値下げ競争激化に備えて財務基盤を強化するため、2001年8月末から秋にかけて増資を行う。増資額は明らかにしていないが、ともに数十億円規模とみられる。提供地域の拡大にともない設備投資額も増えると予想されることから、既存株主を中心に広く出資者を募る。 br br イー・アクセスは、資本金55億785万円(資本準備金42億3285万円)で、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーなどが主要株主に名を連ねている。2001年8月内にも実施する増資では、既存株主の金融機関を中心に新株を割り当てるほか、新規の出資者も募る方針。 br br 一方、2001年秋に増資を予定しているアッカの資本金は32億円(資本準備金32億円)で、NTTコミュニケーションズが40以上、米ADSL事業者のコバッド・コミュニケーションズが20超を出資している。このほど米国で破産法の適用を申請したコバッドは、保有株は売却しないが、追加出資も行わない見込み。アッカでは、ソニーグループなど回線提供先のインターネット接続事業者(ISP)にも出資を呼びかける方針。 br br ADSLは、相次ぐ値下げによって事業者が計画の見直しを強いられている。独立系のイー・アクセスとアッカでは、増資によって財務基盤を強化することで今後の競争激化に備える方針。 br br


User: 通信業界ニュース

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Uploaded: 2016-12-01

Duration: 01:06