コロンビア殺害男性は井崎さん 2016年11月21日

コロンビア殺害男性は井崎さん 2016年11月21日

コロンビア殺害男性は井崎さん br 2016年11月21日 18時13分 br 南米コロンビアで今月19日に日本人男性が殺害された事件で、地元の警察が氏名を公表した被害者の男性は、千葉県船橋市の一橋大学の学生、井崎亮さん(22)であることが、大学などへの取材でわかりました。 br 大学を休学する際「国際協力の実情を知るため発展途上国を中心に世界各地を回りたい」という抱負を、大学側に伝えていました。 br この事件は、コロンビア中部の都市、メデジンで、今月19日、日本人男性が銃で撃たれて殺害されたもので、地元の警察は、パスポートの情報などから、被害者の男性は22歳の日本人、イザキ・リョウさんだと明らかにしました。 br NHKが大学などへ取材したところ、この男性は、千葉県船橋市の一橋大学の学生、井崎亮さん(22)であることがわかりました。 br 大学によりますと、井崎さんは社会学部の4年生で、ことし4月に休学し、発展途上国を中心に世界各地を旅行していたということです。 br 大学を休学する際提出した書類には、「国際協力の実情を知るため発展途上国を中心に世界各地を回りたい」と抱負が記されていました。 br 家族は、今後、現地に確認に向かうということです。 br 一橋大学は「前途有為な学生が志半ばにして亡くなられたことは痛恨の極みであり、ご家族の皆様に謹んで哀悼の意を表します」とするコメントを出しました。 br 井崎亮さんはことし2月から発展途上国を中心に世界各地を旅行していました。 br 井崎さんのブログによりますと、、ブログは旅行の開始にあわせて始められていて、2月5日の最初の書き込みでは「せっかくなのでこの一年をなんらかの形に残したいと思いブログを書くことにしました。僕のブログを読んで笑ってくれたり、ここ行きたいなーって思ってくれたりしてくれればと思いながら書きたいと思います」と記されていました。 br ブログはおよそ110回にわたって更新され、フィリピンやマレーシア、インドなどのアジア各国からイランやエジプト、ケニアなどを経てスペイン、ポルトガルアイスランドを訪れたあと、カナダに渡ったことが旅先で出会った人たちとの交流や歴史的な建造物、食事の写真とともにつづられています。 br ブログが最後に更新されたのは今月16日で、メキシコの首都、メキシコシティーの様子が記されたあと、最後に「次はコロンビアへ!ついに南米上陸です!楽しみ!」と書き込まれていました。 br 井崎亮さんを10年以上前から知るという、千葉県船橋市の40代の女性は「会ったら元気にあいさつをしてくれる礼儀正しい子でした。来年の2月に日本に帰ってくる予定だと聞いていたので、信じられずただただショックです」と話していました。 br コロンビアで殺害された井崎亮さんが通っていた一橋大学の同級生が、NHKの取材にこたえました。 br 水口直毅さんは井崎さんと同じ社会学部と軟式野球サークルに所属し、大学1年の時にはトルコとギリシャを一緒に旅行したということです。 br この時、トルコの世界遺産カッパドキアで一緒に撮った写真をみせながら、水口さんは「井崎くんが行きたいと計画した旅行だった。 br 私がギリシャのことをきちんと調べていなかったためけんかになったりもしたが、世界を自分の目で見てみたいという思いが強いんだなと感じました」と話しました。 br また、旅先の様子をブログで発信していたことについて「『報道されていない世界の真実を自分の目で見て確かめたい』と話していた。 br イランを旅行した時もイラン人は気さくに話しかけてくれたりと親切で、危ないとか恐ろしいといった印象はなかったと書き込んでいた」と話しました。 br さらに、ことし2月からの世界一周の旅行については「焼き肉店などアルバイトを2つ掛け持ちして一生懸命、お金をためていたのを見ていたので、彼が戻ってこないというのが信じられません。JICA=国際協力機構の活動などにも興味を持っていて、将来は旅で得たものを生かして彼にしかできないことがあったと思うので、とても残念です」と、目に涙をためて話していました。 br 海外の事情に詳しい「海外邦人安全協会」の福永佳津子理事は、旅行先での安全対策について「まずは滞在する国の情勢や治安などを事前に情報収集したうえで、危険な場所には近づかないでほしい。 br 電子機器や財布といった高価に見えるものを持ち歩く際には、外から見えないようにすることが大切だ」と述べました。 br そして「万が一、強盗にあった場合には犯人は銃や刃物などの凶器を持っていることが多いので、命の安全を最優先に考えて、要求に応じ、抵抗しない方がいい」と指摘しました。 br また、いわゆるバックパッカーなど海外旅行に慣れた人が陥りやすい危険性について、「複数の国に滞在するようになると自信が出てきて、警戒心が薄れてくる。いつどこで犯罪に巻き込まれてもおかしくないという意識を持って安全対策をしてほしい」と話しました。 br その上で、福永理事は若者が海外を広く旅行することについて「大学生などの若者が海外に行って国際的な交流を深めることはたいへん有意義だ。万全の安全対策をとって海外でしかできない体験をして将来に役立ててほしい」と述べました。 br br br br 井崎亮 殺害 殺人 br br 事件 犯罪 被害  br br 外国 海外 旅行 br br 強盗 日本人


User: 7う7う7う

Views: 4

Uploaded: 2017-02-02

Duration: 02:53

Your Page Title