シリアに「安全地帯」設置も 2017 5 3

シリアに「安全地帯」設置も 2017 5 3

【ワシントン=加納宏幸、モスクワ=黒川信雄】トランプ米大統領とプーチン露大統領は2日、電話会談した。露大統領府によれば、両首脳は北朝鮮の核・ミサイル開発で緊張が高まる朝鮮半島情勢をめぐり、問題の外交的解決に向けた共同作業を進めることで一致。シリア問題では停戦をより強固なものにするため、米露外相間の対話を活発化させることで合意した。 br 両首脳による電話会談は3度目で、米軍による4月6日のシリア攻撃後では初めて。アサド政権を支援するロシアは攻撃を強く批判し、同政権に対する姿勢をめぐって米露は激しく対立していた。ホワイトハウスは、今回の電話会談について「非常に良い会談だった」とした。 br 両首脳は、避難民保護のためトランプ氏がシリア国内への設置を提唱している「安全地帯」についても協議。米政府はロシア、イラン、トルコなどが3、4日にカザフスタンで開くシリア和平協議に代表を送ることを決めた。ロイター通信によると、和平協議に中東問題担当のジョーンズ国務次官補代行を派遣。電話会談はプーチン氏側の要請で実施されたという。 br また露大統領府によると、今回の電話会談で両首脳は7月にドイツ・ハンブルクで開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議に合わせ、直接会談を実施することに前向きな意向を示した。実現すればトランプ氏が1月に米大統領に就任して以降、米露首脳の初の直接会談となる。


User: Quyet Tran

Views: 39

Uploaded: 2017-05-03

Duration: 05:05