20190805 ひるまえほっと 発達障害 1人暮らしを支援するアパート

20190805 ひるまえほっと 発達障害 1人暮らしを支援するアパート

発達障害 1人暮らしを支援するアパート br br おはよう日本関東甲信越 2019年8月1日放送 br ひるまえほっと 2019年8月5日放送 br br 詳細は以下のリポートをご覧ください。 br br br 発達障害があり、1人で暮らすことが難しい人を支援するアパートが横浜市にあります。そこに暮らす人たちが「親の助けがなくても1人で生きていきたい」と、新たな一歩を踏み出しています。 br br br アパートに暮らす会社員の男性です。子どものころ、“アスペルガー症候群”と診断されました。 br 計画を立てることが苦手で、給料を使い切ってしまうこともあります。 br br br 生活を支援するスタッフが一緒に家計簿をつけて、お金の管理を行っています。 br スタッフ「今週はあんまりお金使ってないですね」 br 男性「ちょっと気をつけなきゃなという意識が芽生えてきたのかなと」 br 2年間で100万円を貯める計画を立て、すでに50万円近く達成することができました。 br 「ここまで貯まるとは思わなかったというのが本音です」と男性は話します。 br アパートでは、発達障害のある14人の大人が1人暮らしをしています。 br br br 支援を行っているNPO法人では、入居者には、親の助けがなくても、生活できる力をつけてほしいと考えています。 br NPOの副理事長、浮貝明典さんは「1人で暮らしたときに『ごみ屋敷』になったとか、家事が全然できなくて、仕事にも行けなくなってしまったということがあります。発達障害の特性を理解して、本人に合う方法で提案をしていくということが必要になる」と話しています。 br br br 2年の入居を経て、手応えを感じている人がいます。高機能自閉症と診断されている、36歳の女性です。 br この女性は「この歳で自立していないのは、嫌だなと思いました」と話しています。 br コミュニケーションが苦手で、両親にも思っていることを伝えることができませんでした。実家のトイレが詰まったとき、助けを求められず、30分以上こもって悩み続けたこともありました。 br br br 女性のためにNPOが取り入れたのは、調理実習でした。 br この日作ったのは、サバのトマト煮。レシピには、「しんなりするまで炒める」など、あえてあいまいな表現を使って、女性から自然に質問が出るのを待ちます。 br br br 女性「もう少し強火にしたほうが良いですか?」 br スタッフ「そうですね」 br 女性「ちょっと火を強めにしました。(このほうが)煮えやすいですかね」 br スタッフ「そうそう」 br br この女性は「いろいろ経験するうちに、相談してもいいんだっていう気持ちが、時間がかかりながらも芽生えてきました」と話します。 br br そして半年前、うれしい出来事がありました。 br 大学を卒業して10年あまり。IT関連の会社から、初めて内定をもらったのです。 br 「もう涙です。物事を言えるようになったからです。すみません、思い出して涙が出てしまいました」と話す女性。 br br br 女性の変化を、両親も喜んでいます。 br 父親「一生変わらないかなと思っていたけど、すごくびっくりしました」 br 母親「やっぱり親はいつまでもいるわけじゃないから、いずれはひとり立ちしないといけないので」 br br br 大きな一歩を踏み出した女性。自分が受けたような支援が、広がっていくことを願っています。 br 「私は本当に幸運で、さまざまな支援を受けて1人暮らしができています。1人でも多くの人が(支援を)受けられたら、その人だけじゃなくて家族ももっと楽になれると思います」と話していました。 br br NPOでは、来年3月に新たなアパートをもう1棟作る予定だということです。 br 問い合わせ先 br ◇生活支援を行うNPO団体について br  特定非営利活動法人 PDDサポートセンター グリーンフォーレスト br  住所:神奈川県横浜市都筑区東山田2-3-17 イオプレイス103 br  電話:045-548-8964 br  FAX:045-548-8964 br  E-mail:info@pdd-gf.


User: DDVIDEO_JP

Views: 809

Uploaded: 2019-08-09

Duration: 05:12

Your Page Title