元厚生事務次官を狙ったとみられる連続殺傷事件で、銃刀法違反の疑いで逮捕された男の新たな供述が入ってきました。捜査本部が置かれている警視庁野方警察署からの報告です。 br br 　小泉毅容疑者は「元事務次官を殺した」などといって、今月２２日、警視庁に出頭しましたが、警視庁が銃刀法違反の疑いで取り調べをした際、「高級官僚が悪い」「他にもやるつもりだった」などと供述していたことが新たに分かりました。 br br 　警視庁は、小泉容疑者が他にも旧厚生省の幹部を狙った犯行を計画していたとみて追及しています。 br br 　これまでの捜索では幹部らの住所を探し出すための職員録などは押収されていないということで、小泉容疑者が住所録を閲覧できる場所で探し当てた可能性があるとみられるということです。 br br 　また、犯行の動機について、小泉容疑者は「子供のころペットを殺された」などと話していますが、「子供のころから大人になったら仕返しをしてやろうと思った。そのために生きてきた」などとも供述していることが分かっていて、警視庁などは裏付け捜査を進めています。（24日14:01）