元厚生事務次官らを狙った連続殺傷事件、容疑者は元次官ら５人を標的にしていました。警視庁に銃刀法違反の容疑で逮捕された小泉毅容疑者が、調べに対し、「元次官ら５人とその家族を皆殺しにしようと思った」と供述していることが、新たに分かりました。 br br 　小泉毅容疑者は２２日、警視庁に出頭し、銃刀法違反の疑いで逮捕されています。 br br 　その後の調べに対し、小泉容疑者は、被害にあった山口さんと吉原さんを含む「厚生事務次官経験者ら５人とその家族らを皆殺しにしようと思った」と供述、さらに、「そのためにナイフを１０本用意した」などと供述していることが、新たに分かりました。 br br 　小泉容疑者は、ほかにも犯行の動機について「高級官僚が悪い」「ペットを殺された仇討ちで、大人になったら仕返ししようと思い、そのために生きてきた」などと、旧厚生省幹部のキャリア官僚を標的にしていたことを供述しています。 br br 　「ペットのことが原因という話だが、本当にそれだけなのか。１０人くらい狙っていたという話なので、まだ不安ですね」（厚労省 職員） br Ｑ．「高級官僚は悪だと思ってやった」と供述しているが―― br 　「どうしてそうなっちゃうのか、私たちの理解の範囲を超えていますね」（厚労省 職員） br br 　警視庁は今後、動機面などの全容解明を急ぐ方針です。（25日11:22）