劇団レトルト内閣 第19回本公演br 「金色夜叉オルタナティブ」br 2012年6月15日(金)～17日(日)　HEP HALLbr br 【特設サイト公開中】br br 「今月今夜のこの月は・・！」br 恋人・お宮の裏切りが許せない貫一。br 復讐に燃える貫一の選んだ道は――br br 華やかなのにダーク、Ｂ級なのに耽美という独自路線を開拓し続ける劇団レトルト内閣が、br 近代日本文学の金字塔「金色夜叉」に挑む。br ゲスト陣も豪華な顔ぶれ。関西演劇界を牽引するリリパットアーミーIIから、br 谷川未佳、うえだひろしが初参加するほか、三名刺繍率いるバンド「白色テロル」のbr ボーカルとしてエレガンスロックを体現する高依ナヲミが女優として参加。br 新解釈・エレガンスロック版「金色夜叉オルタナティブ」どうぞお楽しみに。br br ☆参考 尾崎紅葉と金色夜叉br 尾崎紅葉は明治期の文豪。流麗な文体とドラマチックな展開、風俗描写の巧みさで人気を得た。 br 代表作である金色夜叉が未完のまま没したが、その後も人気は衰えず、昭和に入ってからも度々映画化されている。br 許しを乞うお宮を貫一が蹴り飛ばす、熱海での場面は有名である。br br 【あらすじ】br 学生の間貫一は両親を失くし、鴫沢という亡き父の恩人の家に世話になっている。br 鴫沢には宮という美しい娘がおり、貫一と宮は互いに憎からず思っていた。br 二人の仲は宮の両親も認めるところであったが、ある日、br 鴫沢が来て言うには「宮はお前にやれない、宮はとある富豪の家に嫁ぐことが決まったのだ」。br 金に目がくらんで身を売る宮に、貫一は驚き訝り、怒り狂う。br だがすでに宮の心は決まっており、貫一は失意のうちに身を隠すのであった。