「ロシア・月への旅」▽ソ連のロボットによる月面探査を紹介するbr 　1960年代、宇宙開発をめぐってアメリカとソ連は、相手国よりも早く月面に降り立とうと競争を繰り広げていた。br 　ソ連の無人探査ロボット開発の中心人物はアレクサンダー・ケムルジャン。彼は水陸両用の戦車の研究などをしていた経歴があった。br 　彼が所属するチームは、車輪製のタンクをデザインすることになるが、月という未知の世界を前に試行錯誤が続いた。やがて完成した無人探査ロボットは69年２月に打ち上げられたが、直後にロケットが爆発して失敗。アメリカのアポロ11号が打ち上げられる５カ月前のことだった。br 　ソ連の無人探査ロボットは70年に再び月へと打ち上げられ月面着陸に成功。月面の走破を開始した。その後、次の無人探査ロボットが打ち上げられるが、詳細は隠されてしまった。br Tank on the moonbr ZED Corona Filmsbr ルノホートについて→