去年９月、ラーメン店でトラブルになった男性客の顔や腹を踏みつけ死なせた罪に問われた男の裁判が開かれ、男は「間違いないです」と起訴内容を認めた。

　傷害致死の罪に問われているのは、無職の今西伸一郎被告（３８）。今西被告は去年９月、東京・北区のラーメン店で、トラブルになった客の男性を床に倒し、顔や腹を踏みつけて死なせた罪に問われている。

　１３日に開かれた初公判で今西被告は、「間違いないです」と起訴内容を認めた。一方、検察側は冒頭陳述で、「体重１２０キロの被告が踏みつけた危険な犯行」と指摘した。

　今西被告は、暴行後も食事を続けていたが、弁護側は、「救命しなければと思ったが、他の客から『動かさない方がいい』と言われ、『自分は終わった。刑務所に行く。もう社会の食事はとれない』と思い、食事を続けた」と主張した。